2011年7月21日木曜日

体育の先生が来たよ。

ナクルから3時間弱の「エルドレット」という街から同期隊員が体育の授業をしに、私の学校を訪ねてくれた。
試験休みの貴重な2日間使ってきてくれた。
1日目は時間も少しだったので、子どもたちと顔見知りになる程度。
2日目の今日は、本格的に授業。
さあ、やろうと思ったら、今、教育実習で来ている学生が、「今日は、指導教官が私の授業を見に来るの!子どもたちに準備させたいの!」ととってもとってもカリカリしている。
と、怒りを前面に出しながら、子どものノートをその場で作っていた。というか、昨日ずっと教室にも来ずにしゃべっていただけなんだから、ヒマがなかったとは、言わせねえ!
自分の都合で、子どもたちの時間割を勝手に変えることに理解ができない。
あー、朝からキレそうになったけど、我慢我慢。
でも、トイレだけはいつも通り行かせたいと一応、許可を求める。
口ではいいといったのに、私の同僚に「倫子が準備をさせてくれない」と言いつけに行く。
きーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
我慢我慢。

日本では、全くあり得ない光景。

あり得ない光景は続く。
その指導教官とやらが来て、やっと授業が始まったのだけど、この教官、ひたすら下を向いて何かを書いているだけで、一度も実習生の様子を、ましてや子どもたちの様子を見なかった。
子どもの姿でしょ!大事なの!って、教室を追い出された私は窓から覗きながら、雄叫びをあげたかった。
あー。ありえん。

気を取り直して、体育の授業。
待ってました!!
今日は、ボールではなく、マットを中心にすることになった。
マットといっても、ナイロビのドミトリーで古くなったマットレスの再利用。

子どもたちを一つのマットに集めて座らせて、ウォーミングアップもとってもうまい。
教師経験がないとは思えないくらい上手に子どもたちを惹きつけている。 
マットの上を歩くだけでもいろいろなやり方があることを教えてもらう。
できる子もできない子も、みんなが楽しそうに挑戦してる姿がいい。
じゃんけんを教えてもらってます。

ナクルの先輩隊員も応援に駆けつけてくれ、また、途中からあの実習生も参加してくれて、いつもは一人ではどうにもできなかったことができた。
私ひとりでは、転がしてあげることができなかったけれど、今日は2人がかりで転がす。
そしたら、初めてそうやって回転する体験をしたんだろう、今まで聞いたことのない声を出してた。
初回転中。
きっとびっくりしたんだろうな、でも間をおいて、ケラケラーって笑ったから楽しかったんだろうな。

その他にもマットの上にみんなで並んでボール送りをいろんな方向からして楽しんだ。



個別指導が多くなってしまう中、こうして全体で授業するっていいなってやっぱり思う。障がいの軽重にかかわらず、みんなが一緒に一つのことを通して楽しむ。
そうすることでお互いに関わり方を学んでいくのだろうな。

もっとがんばって、こんな授業ができる学校になっていくといいなと思う。

教育実習生の授業の様子(参観の教官を含めて)ケニアの障がい児教育の行く末を案じたけれど、それでもこの授業に一緒になって参加してくれたことが、救いだなあって思う。

1時間があっという間に過ぎてしまった。

貴重なお休みを私たちのために割いてくれた彼と先輩に心から感謝です。

また来てね。

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